ヽ(´・肉・`)ノたんぶら

Feb 21 2010
男性にとって、二十代は、自分がなにも持っていないという現実をはっきりとつきつけられる、残酷でしんどい時期であるようにおもう。この映画を見ながら、「なにも持っていないこと」「どこへも辿りついていないこと」の苦悩、若く無力な青年の寄る辺なさにふるえてしまった。自分にはなにもない。なにひとつとして達成していない。アイデアをかたちにする才能も、進むべき方向を見定める知性も、理想と現実の落としどころを見きわめる冷静さもない彼らは、みずからの無力さに繰りかえし絶望しながら、それでも、ラッパーになるというあてのない目標へ向かってよろよろと歩きだす。

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